ruby要素とapplication/xhtml+xml

少し前の話になりますが、果ての領域の掲示板における、satoshiiさんの発言の、

そもそも ruby といふのは application/xhtml+xml などでしか出現せぬはずの要素型なのですから、

という箇所に疑問を持っていたのでした。

という説明*なら納得できる気はするのですが、メディア型と要素型は直接には関係無いのではないか、と。

* 自分なりの理解であり、誤りがあるかもしれません。

* * *

重箱の隅つつきになるかもですが、XHTML Media Typesによれば、text/htmlメディア型でXHTML 1.1を使用することは非推奨《SHOULD NOT》であり、禁止《MUST NOT》にはなっていないです。ということは、逆に言えばtext/htmlのXHTML 1.1も在り得る訳であり、ruby要素がapplication/xhtml+xml（等、XML関連のメディア型）にしか出現しない、とは必ずしも言えないのではないでしょうか。

* * *

また、だいぶ前の話を持ち出しますが、湾岸道さんが、

Content-Type が application/xhtml+xml じゃ無いくせに ruby を使いたいからってエセ XHTML1.1 を書きやがって、

という言及をしていたのを見た時も、「text/htmlであってもXHTML 1.1 DTDに従っていれば妥当なHTMLと考えていいんじゃないだろうか」という考えが浮かび、けれど浮かんだだけでそれきりになっていたことがありました。なので「text/htmlのXHTML文書」を肯定する派の自分としては、このruby要素とapplication/xhtml+xmlとの関連についての疑問をここらで公に提示してみようと思った次第。