電車に乗っていると、親子連れが隣に座った。
親子はしりとりを始め、「みみず」と子供が問う。
自分が思いついたのは、「ずわいがに」でした。
親が子供に答えたのも、「ずわいがに」でした。
他に何があるだろう。
二分冊の文庫本を読んでいたところ、途中で下巻から読み始めてしまったことに気づく。
しかし最初に確かめたはずなのだが、と二冊を改めて確認したところ、二冊とも下巻であった。つまり片方の中身を見たら下巻だったので、もう片方を読み始めたらそちらも下巻だったのだ。カバーを掛けていたのが仇となった。
近頃まれに見る痛恨のミスに落ち込む。
(2002年7月1日)
北村曉 kits@akatsukinishisu.net