ルビのサンプル

まずは単純ルビを書いてみる。「彼は悪行を恣《ほしいまま》にした」。CSS2のinline-tableを使うと、ルビテキストが右隣の本文にオーバーハングせずに中央揃えされ、よりルビらしい表示になった。 一方、複雑ルビではどうか。「 斎藤信男 さいとうのぶお W3C Associate Chairman さんはいい人だった」と書いてみるが、inline-tableを使った表示ではルビつきテキスト部分が上にずれた表示になってしまう。しかし「 斎藤信男 さいとうのぶお さんは真面目な人だ」と後側ルビがなければ結構まともに表示されている。各rbとrtも対応付けられているし。 inline-tableを使った表示の利点の一つは、画像がルビベースにあるときも画像が欠けずに表示されることだ。例えば「《あるきかたがただしくない》」のように。

（2001年10月11日）

北村曉 kits@akatsukinishisu.net