常識を打ち破るさかさ漢字

由と甲などではなく、字形が全く非対称なのにも関わらず、上下さかさにしても漢字になっている字が存在する。いま確認してるのは二つ。

[^了]は音をチョウといい、(1)かける。(2)男子の陰部。という意味を持つ。「了」と組み合わせた「了[^了]」(リョウチョウと読む)という熟語もあり、意味は「物の垂れ下がる様」とか「男子の陰部」という意味だそうだ。

もうひとつは「予」をさかさにした「[^予]」(「幻」の異体字)がある。

変わったところでは「或」とそのさかさ字を合体させた「[或/^或]」(音はホツ)、「邑」の鏡文字の「[~邑]」(音はエン)なんてものもある。

(1999年5月15日)

追記

北村曉 kits@akatsukinishisu.net