『サトラレ』という漫画、最近映画も公開されましたが、たまたま漫画の第一話を雑誌で読んだことがあり、それから書店で雑誌を見かけるたび読むほどには愛読していたのですが、この題名を長い間『サラトレ』だとかんちがいしておりました。TVでやっている映画のCMを耳で聞くようになって初めて気付いたという体たらく。ひっそりと心の中に抱いていた「なんでサラトレっていうんだろう…」という疑問が、今となってはむなしいです。
似たことは前にもありました。『モルダウ』で有名な作曲家のスメタナをしばらく「スタメナ」だと思いこんでいたことがありまして……と書きながらも、未だにどっちがどっちだか自信がない。ええと、そもそも「スタミナ」という言葉と混同していたから「スタメナ」だと思っていたわけで、ということは「スタミナ」に似ていない方の「スメタナ」が正しいのか……余計にややこしくなってるような。
巷間よく言われる例だと「シミュレーション」と「シュミレーション」の混同がありますが、ご多分にもれず自分もかれこれ十年くらい前は間違えて覚えておりました。が、あるとき『シムシティ』というパソコンのゲームが登場した御陰で、「ああ、SIMCITYというからにはSIMulationなのだな」という思考が導入され、以来間違うことはなくなりました。当時はパソコンを持っていなかったので、実はゲームのシムシティは買っても遊んでもいないのですが、その存在には今でもありがたく思っています。
このような、間違えて覚えているカタカナ語はまだ他にもあった筈なのですが、今は思い出せないでいます。それを自覚なしに間違えて言ってしまうことを考えると、少々こわい。
(2001年3月18日/加筆8月26日)
その後掲示板にて反響がありまして、
などの例が確認されました。
これらの例については以下のページがさらに詳しいです。