2001年3月分。
土曜に行ったライブの時の疲れからか、風邪をひいております。まあこの時季になるといつも風邪をひいているのではありますが。たいてい症状は真っ先に鼻に来るので、ティッシュペーパーが無いと生活できません。
などと書くと、チミそれは花粉症ではないかねとつっこみが入りそうであり自分でもいかにもそうだなあとも思うのですが、果たしてこれが花粉症なのか風邪なのか、自分では判断がつきかねるのです。目にはあまり来てないし、その前まで全然何とも無かったので多分違うと思うのですが。でもそういう判断さえも「花粉症であることを認めたくないがための思い込み」だとしたら、それはやはり不自然だなあ……などと思いは千々に乱れるのであります。
といったところで、知恵熱が出てまいりましたので、おとなしく眠るとします。
ふと、O.ヘンリーのOは何の略なのか、を昔疑問に思っていたことを思い出す。図書館でO.ヘンリーの本を幾つか調べてみたりもしたのだが、結局判明せず未だに謎なままです。本によっては「オー・ヘンリー」と書いてあることもありなんだそりゃあとツッコミそうになることもありました。ほんとにただのオーであったらそれはそれで面白いかも。
今週はずっと眠りっぱなしだった。
筋肉番付の特番を見る。モンスターボックスには毎度わくわくさせられる。あの場に出ている人は競技への真剣さからか皆サワヤカに見えてくるけれど、一人ダーティに振るまう池谷が印象的であった。19段目のあの失敗は(後の人の失敗を誘発するために)わざとやったと見るのは穿ち過ぎか。
Q書房新世紀小説バトルの結果が徳間書店『問題小説』にて発表となった。ので本屋で拝見。うーむ予想が外れたなあ。それにしてもウェブサイト上で結果を発表できないものなのだろうか。徳間書店との契約だとしたら何ともなんぎなことだ。
明日はOffspringのライブへ。
MacのIE5だと表紙の絵と字がずれてしまうことを知る。うーむどうしたものか。
昨晩もぐっすり眠ってしまっておりました。
昨日は、その前日が忙しかったため一日中眠りっぱなしでした。「HERO」のビデオまだ見てないなあ。
漢和辞典にて、語尾に添える「のう」という言葉には「喃」という字をあてることを発見。用例も見てみたかったが、その辞書には意味だけしか載っていなかった。
漢字をまなぶのであれば、やはり昔の文章も多く読む必要があるなあ、と漸く思うようになった今日この頃。
トップページを変更。'A'の図版はカット集から頂いたもの。アカシーくんを加えたらなんだかよく分からない図になってしまった。
『サトラレ』という漫画、最近映画も公開されましたが、たまたま漫画の第一話を雑誌で読んだことがあり、それから雑誌を見かけるたび読むようになっていたのですが、この題名を長い間『サラトレ』だとかんちがいしておりました。TVでやっている映画のCMを耳で聞くようになって初めて気付いたという体たらく。ひっそりと心の中に抱いていた「なんでサラトレっていうんだろう」という疑問が、今となってはむなしいです。
似たことは前にもありました。『モルダウ』で有名な作曲家のスメタナをしばらく「スタメナ」だと思いこんでいたことがありまして……と書きながらも、未だにどっちがどっちだか自信が無い。ええと、そもそも「スタミナ」という言葉と混同していたから「スタメナ」だと思っていたわけで、するってえと「スタミナ」に似ていない方の「スメタナ」が正しいのか……余計にややこしくなってるような。
巷間よく言われる例だと「シミュレーション」と「シュミレーション」の混同がありますが、ご多分にもれずかれこれ十年くらい前は自分も間違えて覚えておりました。が、あるとき『シムシティ』というパソコンのゲームが登場した御陰で、「ああ、SIMCITYというからにはSIMulationなのだな」と考えることより、間違うことはなくなりました。当時はパソコンを持っていなかったので、実はゲームのシムシティは買っても遊んでもいないのですが、その存在は今でもありがたく思っています。
このような、間違えて覚えているカタカナ語はまだ他にもあった筈なのですが、今は思い出せないでいます。それを自覚なしに間違えて言ってしまうことを考えると、少々こわい。
「ご飯をよそう」という文を書こうとして、ハテご飯をしゃもじで茶碗にのせるときの動詞は「よそう」でよかっただろうか、と不安になりました。「よそう」という言葉には何かしら不安定さを感じさせるところがあるような気がします。おそらく使われ方として「ご飯を――」という以外には無いからではないかと思うのですが。いやまて「みそ汁を――」という使い方もあるか。何にせよそういった料理の時以外はほとんど、いや全く聞かれない動詞であり、ことに最近の生活では手料理に接する機会が少なくなっているので(哀しいことに!)余計に「よそう」の確定性へ疑問が膨らみます。「よそう」という発音も、考えてみるといかにもとってつけたような発音のような。もともと「ご飯を〜〜う」と適当な発音をしていたのが、たまたまヨとソに落ち着いただけではなかろうか。
口語で使っているぶんには、まあ「ご飯」という明確な目的語もあることだし殆どの場合通じると思うけれど、果たして書き言葉として使っても差し支えないほどに一般性を持った言葉だろうか。たまたま自分の人生において周囲にいた人達には問題無く通じていた気がするけど、地方によっては別の言葉になっていたりしないだろうか。そういえば「よそう」という言葉は「やめよう」という意味にもとれるな。「ご飯をよそう」と言ったら「えーお腹すいていたのに」などという反応が返ってきはしないだろうか。はたまた「よそう」の漢字ってあるのだろうか。もしかすると辞書にも載っていないのでは。
と、「よそう」への不安をいやがうえにも盛り上げたところで広辞苑をひいてみます。あ、あったあった。「(3)飲食物をすくって器に盛る」と書いてあります。漢字で書くと「装う」なのか。なるほど。これでこれから「よそう」を安心して使うことができるというもの。
ところで「よそう」の漢字は分かりましたが、「装う」と書くと「よそおう」と読まれてしまいそうであります。うっかり「ご飯を装う」と書いてしまったら「貴様一体何奴だ」「ご飯に見せかけた異物を食わそうという気か」という反応が返ってこないとも限らない、かもしれない。例えばウェブの文章で使うとしたら、誤解を避けるにはやはりひらがなで書くのが無難だろうか。せめてふりがながつけられればいいのだが。難しい漢字やふりがなのことを考えると、コンピュータとはやはり英語向きの機械であるなあ、とつくづく思います。
外国から謎のJavaScriptが全面に書かれたHTMLメールが来た。幸い使っているメールソフトはHTMLメールを表示しない設定にしていたので何事もなく、でもこわいのですぐ捨てました。やはりメールはテキストのみの方がいいなあ。
VAIOのCMで、「私の[ ]が世界のコンテンツになるなんて」という字幕がでて[]の言葉に応じて色んな(ウェブの)コンテンツの例が出てくる……というのがあるのですが、今日TVを見ていたところ「私の[発見]が……」という例では、カレーライスの上にマヨネーズをうじゃーっとかけている、という映像が。そ、そんな発見もアリなのか。
ところでわたくしはと言えば、カレーにバターをかけるとおいしい……という話をしたところ、「えーっ」と否定的な反応をされたことがありました。おいしいと思うのだけれど。
そういえばうちには電子レンジが無いので、eヌードルが食べられない。うーむ。こんなところでIT革命に遅れをとるとは。
中澤さんモーニング娘。脱退とは残念。
川本真琴のアルバム『gobbledygook』を購入。セカンドアルバムが三年九箇月ぶりとは、なかなかにマイペースな出し方だ。
複数のウェブの知り合いさんが投稿しているようなので、じゃむじゃむネット内のGooっと小説!を時々読みにいっています。が、読んでて非常に気になるところがひとつ。このサイトでは作者名の後になぜか年齢が表示されてしまうのです。しかも「北村曉158歳」のようなかなりぞんざいな表示。
プロの小説家ならともかく、初めて読む作者の年齢などは、物語を読むうえでは誰も望まない情報のような気がするのですが、果たしてどうなのだろうか。どうも見に行くたびに「あ、x歳の人がこんな小説を書くのか」のようなへんな読み方をしてしまい、純粋に文章を楽しめなくなってしまいます。
一つ気づいたこと。『Gooっと小説!』のURLはhttp://jamjam.net/novel2/?col=FFFFFFなのですが、このFFFFFFの部分(十六進数)を変えるとバックの色が変わることを発見。これはちょっと面白い。
とつぜん、「ロリス」という動物の名前は外来語なのか日本語なのかが気になり、広辞苑を引いてみた。目的は達したものの、その前後の言葉になんとなく目が止まる。
- ろり【露里】
- ロシアの道程の単位。一〇六六メートルにあたる。
- ろりめ-く
- 恐怖・心配などのために落ち着かず、興奮する。
- ろり-ろり
- 恐怖・心配などのために落ち着かず、興奮しているさま。
せっかく覚えたのであるけれども、現代の日本で使うとなると大いなる誤解を与えてしまいそうな言葉であることよのう(無理やり詠嘆)。
ちなみにロリスは英語で、日本語では「道化猿」になるとのこと。
北村曉 kits@akatsukinishisu.net