おぼつきません 変換できない時、気づくように
9月5日の松風 - 今の言葉より引用。実のところ「おぼつきません」が誤用という認識を今まで持っていなかったので、どのあたりが間違いなのかとgooの大辞林で確認。おぼつかないの項より引用(強調筆者):
〔古くは「おほつかなし」と清音。「ない」は接尾語。「おほ」は、はっきりしていないさまを表し、[二](1)が原義。「覚束無い」は当て字〕
で、さらに接尾語の「ない」をひいてみると:
- な・い
- (接尾)〔形容詞型活用([文]ク な・し)〕性質・状態を表す語(形容詞・形容動詞の語幹など)に付いて形容詞をつくり、程度のはなはだしい意を表す。「切―・い」「せわし―・い」
ああ、「ない」にはそのような意味もあったのか。言われてみれば確かに「
日本語について知らないことはまだまだ沢山あるなと、改めて実感。
sappariさん本人からのツッコミを受け、訂正(訂正前には「『おぼつかない』の『ない』を『ありません』に言い換えるのはおかしい
」と書いてました。)。「理解したのか
」と言われると、「おぼ」と「ない」はいいとして、「つか」は果たして何なのかよく分からず、不安ではあります。
(2002年9月7日)
北村曉 kits@akatsukinishisu.net