おしぼりの復活についてを見かけて(俺ぽーたるの8月22日より)。
「おしぼりの復活」という言葉には、何となく文学的な匂いが感じられた。村上春樹の初期の小説とかに出てきそうな気はしないでしょうか。しないですか。
分析してみると「復活」という言葉からは荘厳な、或いは宗教的な、というようなやや大仰なイメージを受けるのだが、それが日常よく目にする「おしぼり」と組み合わされることの違和感か。いや寧ろ、「日常の中にも、こんな大切なものがあったのか!」という再発見であるのかも知れない。
おしぼりの復活。今一度この言葉を噛み締めてみる。……誠に歓迎すべき出来事と言えよう。
何か他にも「〜の復活」でいい組み合わせの言葉があるかも、と考えてみる。安易に古いものを持ってくると、単なるリサイクルになってしまうところがミソだ。
や、最後のはただの充電であった。
(2002年8月23日)
北村曉 kits@akatsukinishisu.net