文字いろいろ

韓国語の文字コードで日本語を表示させる試み。興味深く読みました。

ところで、両者とも<html lang="ko">になってましたが、コードがEUC-KRであっても言語が日本語であればlang属性はja、とも言えるのではないかな……とふと思ったのですが、HTML4.01仕様書を読んでもそこまでははっきり読み取れませんでしたので、思いつきとして記しておくに留めときます。

しかしなんで自分のブラウザでは句読点が上に表示されるのだろう(句読点だけ縦書き用フォント?)。このGulimCheというフォントがいかんのかな。

* * *

と思っていたら、何かの日記にヒントを発見。

"unicode"のものは、"Win"の場合"Arial Unicode MS"と云ふフォントとなる。此れを使へば、日本語の文字コードで指定されてゐる「漢字」も表示できる。

そんな名前のフォント、うちのPCにあったっけなと探してみるも、やはりない。それで検索で探してみたところ、Unicode fonts for Windows computers(英語)というサイトを見つけた。なるほどArial Unicode MSはOfice2000についてくるフォントだったのか。

そのサイト中の、Unicodeの多言語フォントをまとめて含むLarge fontsに分類されるフォントの中で、glyph数が万をかぞえるものには、

があります(どんな文字種があるかの詳細はリンク先参照のこと)。Code2000はシェアウェア($5)だけど後はフリーでダウンロードできるようなので早速試してみました。

で、このArial Unicode MS、CyberBit、CyberCJKを使ってみると、「韓国語文字コードで書かれた日本語の句読点」(ややこしい)も正しく表示され、めでたしとなりました。假名遣の歴史をWinIEで見た時にGulimCheフォントでは文字化けしていた文字も、この三つのフォントだと正しく表示できるようです。個人的には、字数ではおとるものの明朝体風なCyberBitが気に入り気味。日本語向けにも使えそうであります。

(2001年10月21日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net