徒書

2004年3月分。


2004年3月5日

先月あたりに、当サイトの漢字ページを見た毎日放送の構成作家という方から取材を受けるなんてことがありまして、本日深夜に放送される番組内で漢字ネタが取り上げられるらしいですよ。というか番組の主旨としては「様々なマニアやこだわりを持った人々を紹介する」というものらしいので、果たしてどんな扱いになっているのやら、やや不安だったりしてます。

そもそも取材自体が架空の出来事だったんではないかという気持ちも捨てきれないのですが、まあそれならばそれで。

(2004年3月5日)


2004年3月5日その後

5日の深夜は曠野さんのネットラジオを聴きつつまったりと過ごしていたのですが、やはり毎日放送の番組のことが気になるもので、ふと「そう言えば2chにはTV番組を実況しているスレッドというものがあるよな」ということを思い出しました(←ネットでそんなことばかり覚えてこの人は)。で探してみたら見つかりまして、流れを追っていくとそれらしき言及も幾つかありました。

976 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:14 ID:-
兵兵
977 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:14 ID:-
兵兵
987 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:14 ID:-
ピンポンで変換できねえ
日本漢字じゃないのか
8 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:15 ID:-
>>1
鹿
51 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:16 ID:-
まつりのそなえもののかざり(←何故か変換できない
53 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:16 ID:-
そんな漢字知るか
65 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:17 ID:-
この漢字、実生活で使おうぜ
「最近、禿てきた」って漢字ないかな
118 :LIVEの名無しさん :04/03/06 01:19 ID:-
目大目

そこそこ受けはあったようで、なんとなくひと安心。

ひとくちメモ: ピンポン(乒乓)の漢字はArial Unicode MSのフォントをインストールすれば、たぶん表示できます。

* * *

サイトへのアクセスにも思ったより影響出てました。

1単位 (+) は 200 ページのリクエスト あるいはその値未満を表す.

時間: リクエスト数: ページ数: 
----: ------------: --------: 
 0時:         1103:      147: +
 1時:        31801:     5519: ++++++++++++++++++++++++++++
 2時:         4485:      863: +++++
 3時:         1818:      358: ++

ものすごく局地(時?)的なところがいとおかし。それにしても関西限定で深夜番組だというのに、TVの影響ってやはりすごいものだなと認識を改めました。

* * *

犬神さん表具師かっぱさんには観て確認頂きまして、感謝です。犬神さんにはビデオ録り&夜更かしさせてしまい済みません&感謝。表具師かっぱさんによると、プレゼントに「特製難読漢字湯呑」が貰えるそう。どんなものが来るのやら。

(2004年3月7日)


CSS切替スクリプトを書いてみる

徳保さんそふぃあさんの議論を見ていたら、なるべくDOM標準に沿った感じのCSS切替スクリプトを自分で書いてみたくなってきました。

  1. ありがちな批判に答える 徳保さん
  2. 2004-03-08 そふぃあさん
  3. 原因究明は難航中 徳保さん
  4. 2004-03-09 そふぃあさん
  5. 痛いところを突かれた 徳保さん
  6. 2004-03-10 そふぃあさん

というのも、趣味のWebデザインで使用されているスクリプトは多分いちゆう氏スタイルシート切り替えスクリプトだと思いますが、自分もそれをやや改造したものを短編で使っているので。いちゆう氏のスクリプトは今は閉鎖している三日坊主++の部屋を参考にされていたようで、おそらく結果的にIE4以上を想定した作りになっているようですが、『短編』でのCSS適用はWinIE5以上にしてしまっているので、スクリプトももう少し標準よりの方法が使えるのではないかな、と。

ちなみに、いちゆう氏のスクリプトを使っているサイトをMozillaで見ると時々本文が消える、という現象はけっこう以前からよく見かけていまして(ありみかさんも言及してたのを思い出してみたり)、再現頻度が不明なので原因追及もできず、「とにかくリロード!」でなんとかしていたりしたものでした。そう言えば最近はあまりこの現象に出会わなくなったけど、Mozillaの性能が上がった所為だろうか。

で、先ほどまで色々と試行錯誤してみて、取り敢えず選択フォームをページ先頭に追加してスタイル切り替えができるところまで作れたので、(設置はしていたものの公開する機会を逸していた)Wikiに載せてみました。

しかしながらこれが果たして標準に近づいていると言えるものなのか、JavaScript素人の分際では甚だ自信が無いというのが正直なところなので、突っ込みなり修正なり頂けると有難いです。(オブジェクト指向的な書き方とか未だに全然分からないのでございます)

(2004年3月12日)


2004年3月12日

pya!で、長訓読み選手権が紹介されててえらいことになってました。

1単位 () は 1,500 ページのリクエスト あるいはその値未満を表す.

        年月日: リクエスト数: ページ数: 
--------------: ------------: --------: 
2004年 3月 4日:        24923:     2651: ++
2004年 3月 5日:        18917:     2137: ++
2004年 3月 6日:        73140:    12520: +++++++++

2004年 3月 7日:        26259:     3755: +++
2004年 3月 8日:        19217:     2865: ++
2004年 3月 9日:        20465:     2910: ++
2004年 3月10日:        18332:     2903: ++
2004年 3月11日:        21681:     3730: +++
2004年 3月12日:       432721:    26963: ++++++++++++++++++
2004年 3月13日:       180076:    13184: +++++++++

ひとけた違ってるよーー(おそれおののくさま)。「長訓読み」単独ページへのリクエスト数だと3月12日だけで14529。ふだんトップページでも1日3桁くらいなのに。ちなみに3月6日のアクセス増はTVでネタになった時のこと。

コメント欄で「1999年11月14日・・・」と言っているひともいましたが、自分も書いて4年以上も経ってからこんなに注目されることになろうと思いも寄らなかったですよ。

憂鬱なプログラマによるオブジェクト指向日記の3月13日分にあった言葉:

ネットでは、正しいか正しくないかよりも、面白いか面白くないかが重要。

が、やけにしみじみと実感される今日この頃です。

(2004年3月14日)


2004年3月13日

一部方面でdel要素の使い方やスタイルについての議論が交わされているのは拝見していたのですが、今頃になって「これはHTML議論リンク集のネタになる!」と気付いたので早速Wikiに投入してみました。

ちなみに徒委記itazurawikiには他にも、

といったなつかしものを用意してますので、その方面に興味のある方はどうぞ。いわゆる「反応リンク集」といったものがWikiで作成されているのを見かけるにつれ、ウェブ技術に関心の高い某方面周辺のあれこれも取り上げてみたくなった、というのもWikiを設置した理由のひとつだったりします。他にもそういう議論がありましたら追加とか作成とか希望。

(2004年3月14日)


2004年3月17日

ある意味、最も待ち望んでいたご意見。

御蔭で、今まで書いておかねばと思いつつずっと後回しにしていた文章を書くきっかけになりました。

今日のことは絶対忘れてはならないと思う。

(2004年3月18日)


2004年3月28日まで

ここ最近についての覚書。

といった感じで。

(2004年3月29日)


埋め込みとか参照とか

『おさんぽさんぽ』の3月28日分、へりくつごねてるだけより。

情報を受け止める側がどう解釈するかであって、技術的に問題があるとかないとかの問題ではない。問題となるかどうかは、一般的なユーザ(ここでは、サイト作成などはしないで、Webブラウジングをするだけのユーザ)がどのように受け止め、解釈しているかだ。

一般的ユーザにとってどう感じられるかというのも確かに重要ですが、技術的な問題が関係無いということはないのではないでしょうか。

例えば「リンクは自由であるか否か」について現在も様々な解釈が存在している原因は、ひとえに「一般ユーザが(各々)どのように感じたか」の結果であるように思います。少なくとも「無断リンクは著作権侵害にならない」という主張の裏付けには、「リンクの本質は、文書の位置を指し示すだけのもの」という観点が必要不可欠ではないかと。

似た話に「画像のダウンロード禁止」とか。主張の是非はともかくとしても、「画像データは、ブラウザにより表示された時点で既にダウンロードされている」という事実を考慮した場合、主張を文字通り解釈すると利用者にとって大変不便な規則となってしまいます(おそらく、文書作成者の目的にも合致しないことでしょう)。何を禁止したいのかについては技術的側面も含め、更につめて考える必要があるところと思います。「ブラウザのキャッシュ領域以外の、ユーザがアクセス可能なディスク領域に画像データをコピーすることを禁止する」とか(それもどうか)。

* * *

それはともかく、iframe要素やobject要素による外部文書の表示は、参照ではなく埋め込みembedだと思います。HTML 4.01仕様書では、リンクとiframe/objectによる埋め込みを区別しているようです。

『趣味のWebデザイン』のそれは盗用かより。

フレーム未対応のブラウザ(の一部)では、参照文書へのリンクが用意されるだろう。あるいは、noframes 要素に記述されるフレームの代替内容は、リンクになるはずだ。

埋め込み表示が非対応な環境での代替手段は、あくまで埋め込みできないからこその代替手段であり、埋め込みと技術的に等価なわけではないと思います。また、代替手段の提供は仕様では厳密には規定されておらず、実際に何を提供するかはブラウザの実装または文書作成者の裁量に任されるものであるように見受けられます。 「……だろう」「……はずだ」が、必ずしもその通りになるとは限らないことでしょう。

* * *

ところで、屁理屈はこねるものであり、また「ごねる」というのは「不平を言う」ことなので、もし徳保さんの主張に対して用いているのであれば、文脈としてもあたらないのではないでしょうか。>FUMINGさん(実はこれが一番気になっていたことだったり)

(2004年3月29日)


北村曉 kits@akatsukinishisu.net