2004年2月分。
最近の闇黒日記は1日分の文章量が多く、最新更新箇所を見つけるのが一苦労なので、そのためのbookmarkletを作ってみました。
javascript:(function(){var url=new RegExp(/^http:\/\/members\.jcom\.home\.ne\.jp\/w3c\/omake\/diary\.html/); if(location.href.match(url)){var dl=document.getElementsByTagName('DL').item(0); var dts=dl.getElementsByTagName('DT'); var dt=dts.item(dts.length-1); dt.style.backgroundColor='#fcc'; scrollTo(dt.offsetLeft, dt.offsetTop-20);}else{alert('not ankokunikki.');}})()
もともとは、「ページの最初にあるdl要素中の、最後のdt要素のところへ移動する」というだけのものだったのですが、後から思いついて、
という(あってもなくても良さそうな)機能をつけてみました。Mozilla 1.7a, IE 5.01 SP2, Opera 7.23での動作を確認。
(2004年2月7日)
津田ふみかさんの日記のXHTML1.1の MIME タイプ指定に、Re: XHTML1.1のMIMEタイプ(2)への言及がありました。
が、meta 要素の指定しか理解しない旧式のソフトもあるため meta 要素も記述するということが慣例となっています。私もそのような感覚で XHTML1.1 文書に meta 要素を記述していました。しかし「Re: XHTML1.1のMIMEタイプ(2)」を読んで、記述すべきでないという意見を知り、考えた結果削除することにしました。
あいやしばらく。Re: XHTML1.1のMIMEタイプ(2)で反対していたのは、application/xhtml+xmlをmeta要素で設定することであって、text/htmlについては別に反対していないつもりなのですが。その前に書いたRe: XHTML1.1のMIMEタイプでも
そんな嘘を書くくらいだったら、application/xhtml+xmlにこだわらずに、meta要素でもtext/htmlと書く方がまだましではないでしょうか。
と書いているわけで。あれ、今読み返すと「まだまし
」という言い方はちょっとひどいような(「書くほうがよいのでは」と訂正しておこう)。
実際のところ、Content-type: text/htmlで文書を提供するということは、従来のHTML向けのブラウザ(或いはUA)に対しての文書を提供する、ということになるかと思います。なので、引用した文でも述べられている通り、文字コードの判別においてmeta要素でしか判別できない古いブラウザのためにmeta要素で"text/html; charset=..."と書くことは意義のあることだと思います。
仕様としては「HTTPのレスポンスヘッダでcharsetを指定すれば十分であり、meta要素で指定する必要はない」とは言えますが。
(2004年2月7日)
短編の掲示板にて、宇加谷さんが自作品への感想を自サイト内に掲載した、という報告(記事955)をし、それに対して自分は、リンクしたり引用するのはよいとしても転載するのであれば書いた方の許可を得てからの方がよいのでは、といったことを述べてました(記事958)。
で、多分それに関連してだと思うのですが、瑕瑾さんが第18期の感想の中で:
一方で、ド素人がド素人向けに書いたド下手な感想文をチョト転載した程度の話で著作権だ何だというようなバカな話も出ている。著作権などというものは(多分だけど)商法の話であり文学とは関係ない。同好の志の集まりの中で、集った者同士のやり取りとしてホームページにちょっと転載と明記して転載してくれたぐらいで、一体どこのどなたが迷惑するというのか経済的損失を蒙るというのか。
と述べられていたので、改めてちょっと考えてみました。
実際のところ、「自分の書いたものを他の人に扱われた場合にどう感じるか」というのは人によって様々です。例えば許可無くリンクされたことで不快に感じる人がいる一方、リンクしても転載しても全然構わない、という人もいたりするわけで。
最も安全な策を取るならば、「どんな場合でも他の人の書いたものを扱う場合は、問合せて許可を得るようにする」ということになると思いますが、それもまた手間がかかる話であり、却って意見交換を阻害することになるでしょう。なので、バランス的にも丁度良さそうであり、誰もが納得できる判断基準として法律であるところの著作権法というのがあるわけで、それに基いて判断するのが妥当かと思いました。
で、あくまで「一般的な話として
」提示したまでで、実際宇加谷さんが北村の提示した意見を採るか、それとも「アマチュア同士の意見交換だからそれほど堅苦しく考えることもない」と判断するかは宇加谷さんが決めることであり、自分はそれ以上のことを述べるつもりはありませんでした。
不特定多数の方の作品を扱う立場としては、後者のような判断はなるべくしないでおこうとは思いますが。
というわけで、別に商業的な話を持ち出したつもりは自分にもなかったです。というか著作権法は別に商業利用のためだけのものではないと思います。
(2004年2月9日、2月10日に修正)
(2003年12月15日の続き)
家に帰ってから透明思考の2月12日分を見直して気付き、本屋にひとっ走り行って購入してきましたよ。『ショートショートの広場 15』
には、なにはともあれご注目。丁度3作品が掲載されていた2000年8月号からの収録のようで、御三方の名前も目次の1ページ目に載っております。いいなあ。
ウェブ上でとはいえ知っている方の文章が本で読めるというのは、また違った感慨があります。
ところで、『蹴りたい背中』『蛇にピアス』が載っているという文芸春秋3月号は、行った本屋では売り切れており、「完売しました」という札とワゴンだけ残ってました。ちょっと読んでみたかったのですが。
(2004年2月13日)
- 948 :Name_Not_Found :04/02/14 00:59 ID:???
- おいらのホームページ
↓
about:blank
自分のホームページはabout:だったりします。
Firefoxのabout:はロゴ画像が無いのでいまいちです。
(2004年2月14日)
SVG対応Mozillaユーザとしてはそれ向けのページを見てみたいものなのですが、そんなものがそうそう見つかるわけでもなく。なので自分で作ってみようと思い、最も画数の多い漢字とは?の漢字画像をXHTML埋め込みSVGでリライトしたものを作ってみました。
SVG対応Mozillaだと漢字もきちんと見れますが、その他のMozilla系ブラウザまたはOperaでは、svg:desc要素として記述した代替テキストが漢字の代わりに表示されます。
(追記)IE 5.5以上 + Adobe SVG Viewerでも埋め込みSVGを見れることを知ったので、text/htmlのページを追加しました(コンテントネゴシェーションにより振り分けられます)。あとそれに伴いURLも変更しました。
漢字画像のSVG版は以下のように作成。
SVGのソースを見てみるとpath要素が数字列の嵐になってまして、人力ではとてもとても作成できるようなものではありません。げに有難きはOOoでございます。感謝。
埋め込みSVGを使ってみてよいと感じたのは、スタイルを外部CSSで調整できることでした。例えば当サイトは漢字画像を多く含むが故にスタイルを「背景色白・文字色黒」のままにしておかざるを得なかった※のですが、埋め込みSVGならスタイルに合わせて画像の色変更も思いのままであり、代替スタイルシートも使いたい放題できるわけですよ。対応ブラウザの普及が待たれるところです。
※ や、本当は恰好いいスタイルを作る能力がないからですが。
「最も画数の多い漢字とは?(XHTML + SVG版)」の漢字の色はstyle要素内で定義しているので、試しにスタイル切り替えで"Basic Page Style"にしてみると、漢字の色も変わるのが確認できます。
ということで、以上、application/xhtml+xmlでできることを模索してみた実験でありました。
(2004年2月15日)
最も画数の多い漢字とは?(XHTML + SVG版)に、SVG漢字画像を大きくするためのボタンをつけてみました。「たいと」の字がつぶれてるじゃん、と思っていた方もこれで存分に拡大してみて下さい(一応最大72mmまでにしてます)。
スクリプトの中身はMozilla向け・IE向けともに結構いい加減です。
(2004年2月15日)