徒書

2001年7月分。


月蝕

新宿にて、先輩方と焼肉を食し、その後部分月蝕を眺める。あと数年は日本では見られなくなる、と先輩は語った。

(2001年7月5日)


表紙絵

ひさしぶりに表紙絵を描いてみる。ニセアカシーくん二度目の登場でありますが、絵が小さすぎて見づらいだろうか。何がなんでも100×70pxで描くこともないのだが。製作期間2日。

呆れるほどの不更新に関わらず、掲示板への投稿があるのは有難いです。何と他力本願なページ作者であることよ。

(2001年7月11日)


書式変更

見出しが日付だと日記のように見えるので、今月から書式を変更してみました。ついでにスタイルシートもちょっと変更。

(2001年7月14日)


width

前々からh2のようなブロック要素に対し、中の文字の数によりブロックの幅が変わるような指定ができないかと思ってはいたのだが、width:0; とすると、WindowsのIE5.5,Mozilla0.9.2ではそのように表示できることを発見した。このページのh2要素に試してみる。しかしCSSの文法としては正しいのかどうか。今のところよく分からずです。

(2001年7月14日)

MacのIE5で確認したところ、width:100%のような表示だったのでやりなおし。やはりインライン要素にしてしまうのが無難と思われたので、そのように変更。さらに-1pxの絶対配置にして……これでなんとかうまくいっただろうか。(7月15日)

指摘により、IE5.5ではうまいこといっていたがIE5.0では題と本文が重なることが分かり、元にもどしました。「ブロック要素に中の文字の数によりブロックの幅が変わるような指定」をするという課題は、一時棚上げにしとこう。

(2001年7月19日)


かね

(4月末頃に書かれていたメモより)

すやすやと夕方まで寝ていたら胃が痛くなってました。空腹によりかってに湧き出した胃液に胃壁が侵されたようです。体め余計なことを。いたたた。

長く寝ていた所為か、へんな夢を見ました。数年前に米国へ旅行したことがあったのですが(これは本当)、その折に一時軍隊に所属していたことになっており(これは夢のはなし)、さらに滞在中に何かの懸賞で自動車を当てていたことになって(これも夢)いました。で、

という、夢から覚めて考えてみると全くよく分からない理屈によって発生した税金が数年間たまっており、その金額しめて170万円強に愕然とする、という内容でした。なぜかその税金のことをコンビニで買い物をした時に知らされたのです。たしか電子マネー(詳細不明)で支払おうとしたところ、これこれの理由で現在差し止められています、とか店員に言われていた、ような。

なにぶん夢なもので話がめちゃくちゃなのですが、ともかくも金の力さえあれば都市の片隅で細々と暮らす人ひとりなど簡単におとしいれられるのだなあ、と目が覚めてみてもぞっとしたものでありました。

お金については前から思うことがありまして、例えば自分は現在海や山の近くなどでない住宅地に住んでおり、普段していることといえば作物を育てたり魚をとったりなど生産的なことは何もせず、本を読んだり電気を存分に使ったりといった消費的活動しかしていないのですが、それでもそんな活動の一部をお金に変えることにより、どうにか暮らせております。有難い世の中です。

それもこの世に貨幣経済があり、食物だけでなく生命活動に直接関係の無い物質、また知識やサービスという無形のものまでもお金と交換できるシステムがある御陰であり、さらには実現するかはやってみないと分からないような事業にまで投資する人がいたりして、そんな経済活動の結果、人は高層ビルを建てたり、大きな飛行機を飛ばしたり、ロケットで宇宙に行ったりできるようになったのだ、と考えてみると、お金の力とは何と凄いものかと思うのです。

貨幣の形態も硬貨や紙幣といった物質から、ネットワークの発達により今後はクレジットカードのような無形の情報に移行していきそうにも思われ、そのように変化したお金は人に何をもたらすのだろうか、などといつになく壮大な問いかけをしてみたものの、大したことを思いつかないのでこれにて。

(2001年7月17日)


邦題

洋楽の(むちゃな)邦題のつけかたに対しては、自分はどちらかといえば寛容だと思ってたのだが、それでも「これはいかがなものか」と思っていた邦題がふたつ、記憶のそこから呼び覚まされた。

(2001年7月19日)


小さい字

IEの文字のサイズ「最小」で徒書を読むと、冒頭の小さな字が読めない、との指摘があった。つねひごろ「ウェブページは読者の好きなフォントで閲覧されるべきだ」と考えている者としては、自分の頁が読めないような状態になっていたとはいたい指摘でありました。

とはいえサイズの指定はCSSで"0.83em"としており、自分としては<font size=2>くらいの大きさにしているつもりだったのだが。しかし実際IEの「最小」で読むと確かに読めない。どうしたものかと色々やってみたところ、IEでは文字の大きさを"xx%"で指定したときと、"0.xxem"で指定したときとは文字の大きさが変わる(emの方が小さくなる)ことに気付いた。

その表示のされかたには納得いかないものの、指定を"0.83em"から"83%"に変えて、どうにか読めるようになったと思う。

ついでに、色んな指定の仕方で小さい字を表示させた頁を作ってみました。CSSで字の大きさを指定する場合に参考になるだろうか。

(2001年7月21日)


キッズgooのこと

ちまたで話題になってるキッズgoo、果たしてうちのサイトは検索されるものなのかどうか、試してみました。タイトルで検索するとあっさりと見つかる。タイトルからして子供向けでないとされて外されるかと思ったが。

そこからさらにリンクを辿っていくと、篆書でGO!の中では6だけが「このページはひょうじしないよー」といわれるのを発見。なるほどさすがにあれは子供に見せてはいけない画像ということであるのか。

ところで徒書には「としょ」などとかってな仮名を振るわりには、「曉」とか「綺譚」とか「篆書」とか、むずかしい漢字に仮名をふらないのは子供向けとしてそれでよいのか。

(2001年7月26日)

* * * * *

篆書でGO! 6はその後表示されるようになったもよう。いいのかな。

(2001年8月25日)


ウイルス

個人的には「ビールス」という表記が好きなのですが。

それはさておき、おととい外国から添付ファイル付きメールが届きました。".doc.pif"とかいう変な拡張子だったのでチェックしてみるとやはりウイルス(TROJ_SIRCAM.A)付きでありました。

近ごろではウイルス付きメールが来るのにも慣れたもので、それだけではあまり珍しくはないのですが、非常に気になったのがメールの表題。"aula_hiragana_Q"という題でした。そして本文には"I send you this file in order to have your advice"という文。

理性では100%ウイルスメールと分かっていても、「もしかすると言葉サイトを持つ自分に、遠い異国からわざわざひらがな情報を寄せてくれたのでは」という可能性に賭け、つい読みたくなってしまう感情の動きを、一体誰が止めることができたでしょう。幸いにして理性がうち勝ち、ファイルを削除することができましたが。

そのように人の心をもてあそぶウイルスを、わたくしはにくみます。しくしく。

(2001年7月27日)

北村曉 kits@akatsukinishisu.net